ポケカでは珍しい凶悪な徹底的先攻ハンデスデッキ!
ムウマージとジージーエンドで登場したリセットスタンプを使用し先攻をとったときに相手の手札を極限まで削ることができるデッキ。

ハンデスコンボをすることのメリットはとことん手札を捨てさせるため相手に理想の盤面を作らせない。自分が一方的にプレイできるようになる。
デッキ構築のコツは対策を限りなく考慮しないことであり、同時にそもそも相手の戦略が崩壊していることを前提にデッキ構築をする。
つまり相手のデッキの対策を優先せず、自分の戦略を押し付けることが望ましい。

今回のレシピは上記の点を考慮してつくったデッキです!
ハンデスムウマージリセットスタンプデッキレシピ
スタジアム (2) | |
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無人発電所 | 2枚 |
エネルギー (9) | |
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トリプル加速エネルギー | 2枚 |
基本悪エネルギー | 3枚 |
ダブル無色エネルギー | 4枚 |
編集可能なデッキレシピはこちら
基本的な使い方
ムウマージで相手にサイドを譲り、ひたすらドローしていきリセットスタンプと組み合わせることで相手の手札をなくしていくのがコンセプトのデッキ。
ムウマージ+リセットスタンプのコンボが決まった場合、相手の手札は2枚のみとなる。
当然、リーリエなどを使われればリカバリー出来ると考えられますが逆にいうと「サポートはドローカードしか使えない」という逆説を立てて行動ができる。

つまり、グズマも溶接工も打たれなくなるため、盤面作りに大幅な支障を相手はきたすことになります。
また、このコンボは一度きりではなく相手の残りサイドが2枚にさえなれば2回目以降のリセットスタンプを追撃することができるので最大4ターン手札2枚ドローカード1枚分だけで戦うこととなる。
手札が少ない状態の相手をゴロンダやドンカラスGXなどで追撃していくデッキ。
そこに後述のマーズやザクザクピッケルで可能性を潰していくので更に相手の行動は阻害されていくことになる。
ポケモンのワザも威力は低いが、今回のデッキはハンデスが可能なカードの採用を優先した。
最初のターンの動き方
先攻を取った際、ハンド次第である程度ハンデスできる枚数と動きが変わってくるが基本は以下の動きとなることが多い。
1.ムウマを闇の石でムウマージで進化
2.手札にある展開で使えるカードを使い切る
この際、サポートを使ってない場合、マチスが使える可能性があるので使わないようにする。
3.ムウマージの特性を使い、手札を7枚になるように引く
4. 1から3の手順を可能な限りやり続け最後にリセットスタンプを使用する
これにより最高ムーブを決めれば相手のターンでの残り手札を2枚とトップドローのみの頼りになる。
更に、ここから自分のハンドに「いちゃもんスプレー」、「ザクザクピッケル」、「無人発電所」を使用し、さらなるハンデスとトップ操作、GX封じをしていく。
展開例
STEP1
初手は仮にリセットスタンプ、無人発電所、ザクザクピッケル、ブルーの探索、メタモン◇、ムウマ、トリプル加速エネルギー。ドローカードがネストボールだとする。
STEP2
ブルーの探索で闇の石を2枚サーチ。無人発電所を張り、メタモン◇を置く。
手札のリセットスタンプ、ピッケル、トリプル加速エネルギーを残して4ドロー。
リセット、ピッケル、トリプル、ハイボ、ムウマージ、アロベトン、ヤミカラスの手札になる。
STEP3
ハイボでアロベトン、ムウマージを切る。
その後、ムウマとヤミカラスを場に出し、手札がリセット、ピッケル、トリプルとなりムウマージで4枚ドローする。
ミストレ、悪エネ、デンジ、闇の石をドロー。
STEP4
ミストレでデンジをトラッシュし超ポケモンをサーチ。
悪エネをヤミカラスにつけて3ドロー。タンカとハイボかミストレ、そして闇の石をドローしたとする。
STEP5
レスキュータンカでムウマージとこれまでの過程でトラッシュにあるカードを戻す。
レスキュータンカのもう一つの効果を使えば、ムウマージを手札に引き込んだとしてもトラッシュ経由でデッキに戻すことでサイド落ちしていなければ4回目のムウマージを使うことができる。
STEP6
あとは上記のカードなどを使って残りのカードをハンデスし、ピッケルを利用し相手のデッキトップを相手が一番引きたくないカードをトップに置くなどして試合の流れをコントロールする。
採用カード解説
ブルーの探索・ムウマージ
このデッキのキーパーツたち。
自分の手札整えることと相手のハンデス準備を同時に行える。
ハンデス技を持つポケモン
メインアタッカー。
このデッキはライブラリアウト(LO)を狙うわけでなく、安全に盤面を整えて殴り続けるのがコンセプトとなる。
つまり、「リセットスタンプ」を毎ターン打ち続けて、ポケモンのワザでハンデスを行うことで準備を整えられなくする
無人発電所
相手のハンデス回復阻止要因。主に「カプ・テテフGX」「デデンネGX」を封じるのが目的。
ゾロアークGXもメタの対象となる。しかしこのデッキはゾロアを手札からトラッシュするためハンデスが決まると進化することすら難しい。
アローラベトベトン
アローラベトベトンはジラーチやヤレユータン等を阻止する目的で使用する。
ザクザクピッケル・いちゃもんスプレー
さらなるハンデスを狙う用のカード(ザクザクピッケルは疑似ドローロックで手札を腐らせるのでここではハンデスカードとして説明する)
リセットスタンプを使用しても手札は最大で3枚残るのでそれを潰すのに使う。
ザクザクピッケルは1ターンに一度で打つタイミングもリセットスタンプ後でムウマージの特性を阻害するため。
いちゃもんスプレー
いちゃもんスプレーはリーリエを潰すのに有効だが相手依存の都合上手札にサポートがない場合、ピーピングだけとなり複数の使用が期待できない。
マーズ
マーズはマチスとのコンボで2連射で全ハンデスが期待できるのだが、このデッキはブルーの探索を使用する機会が多い。
マチスとのコンボが不安定なためそれぞれ3種類はピン差しとなっている。
マチスの作戦
相手のサイド差の条件上常に決まるタイミングがある。
ブルーの探索からリセットスタンプをサーチした上で、マーズを使用したりと応用が効く。
デンジ・グラジオ
5枚目以降のブルーの探索。
このデッキは進化ポケモンで特性持ちがいる都合上、使う頻度は多くなる。
グラジオはデッキのリセットスタンプや闇の石を残して後続用にできる点で重宝する。
レスキュータンカ
今回のレスキュータンカの使い方は重要になる。
トラッシュにあるポケモンを手札に戻す以外にもトラッシュのポケモンをデッキに戻すことも必要になるからである。
ハイパーボールやミステリートレジャーで手札からトラッシュに置いたムウマージをデッキに戻す際に使用することがあるからである。
ハンデスムウマージリセットスタンプの有利不利
- 先攻なら全てのデッキに有利
- 後攻なら全てのデッキに不利
すなわち先攻時の強さに完全特化したデッキである。
このデッキはどれくらい強いの?
先攻でハンデスコンボが決まったが最後、相手はサポートで常にドローカードを使用しないと盤面を作ることができない。
溶接工などを封じることも容易い。
ムウマージリセットスタンプはいくら相手にサイドをとらせているとはいえリカバリーができず目の前のポケモンを倒すことすらできない敗北に結びつくコンボとなっている。
無人発電所でテテフデデンネによるリカバリーすら封じる
また手札3枚で無人発電所がある状態ではハイパーボールからテテフGXやデデンネGXを使ってのリカバリーも不可能となる。
VS進化ポケモンデッキ
進化ポケモンはたねさえ置けない可能性、更に置けたとしても進化ポケモンは基本「ハイパーボール」や「ポケモン通信」と手札コストを要求するカードでしかサーチできないため、サーチ手段が封じられる。素引きしないとならない。2進化まで行くとふしぎなアメがあっても更に難易度が上がる。
仮に盤面を作れても「エネルギーが足りない」問題も生じてくるため、技が使えない状態になることがある。
総じて、著しく行動を阻害されてしまうため、相手はドロー運によって為す術なく敗北することが多くなるだろう。
このデッキの欠点
弱点は相手に先攻を取られた時(自分が後攻時)。そして相手のリーリエで引いたカードが良かった場合は押し負ける危険がある。
特に後攻だと「ゾロアークジュゴンペルシアン」ではジュゴンで後続のポケモンを2匹気絶しただけで敗北になり、ウルトラネクロズマGXの滅亡の光GXでポケモンが全滅する恐れがあるので注意が必要である。

リセットスタンプの使い方解説
