ジラーチサンダー(サンダージラーチ)デッキレシピ!
ポケモン (16) | |
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ジラーチ SM8a 034/052 | 4枚 |
サンダー SM8a 003/052 | 4枚 |
マグマッグ SM8b 010/150 | 2枚 |
マグカルゴ SM8b 011/150 | 2枚 |
カミツルギGX SM4S 037/050 | 1枚 |
マッシブーン SM8b 062/150 | 1枚 |
メタモン◇ SM7a 043/060 | 1枚 |
ダストダス SM4p 040/114 | 1枚 |
エネルギー (9) | |
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ビーストエネルギー | 1枚 |
ユニットエネルギー雷超鋼 | 4枚 |
レインボーエネルギー | 4枚 |
ジラーチサンダーマグカルゴデッキの解説

ダークオーダー環境で、徐々に結果を出してきている「ジラーチサンダー」デッキです

今回は「なぜ現環境でジラーチサンダーが注目されたか」も含めてご紹介します!
ジラーチサンダーデッキが強い理由
サンダー(アサルトサンダー)

ジラーチサンダーは所謂メタデッキの一種です。環境に蔓延する特定のデッキタイプに”刺さる”デッキとして考案されました
環境トップのゾロアークGXメタ!

登場以来常に環境の最前線に居座り続けているゾロアークGXは最も警戒しなければいけないポケモンです

特性「とりひき」によるドロー補佐もさることながら、ワザ「ライオットビート」によるダブル無色エネルギー対応120打点が強力です

色を選ばない手軽さに加え、必要最低限のデッキスペースで活躍できるた汎用性の高さが大きな特徴!

ゾロアーク単のデッキはほぼなく、主軸のサブアタッカーとして採用される例が多い気がします。特にルガルガンGXと合わせた「ルガゾロ」は、新カードの登場に合わせ「マッシルガゾロ」として環境に降臨し続けています



このタイプのデッキの一番の弱点は、1進化GX主体の場合必ず1ターン隙ができているということです。ゾロアやイワンコのHPラインに最速で届き、「グズマ」による引きずり出しで対処すればスムーズにサイドレースを進めることができます
ジラーチサンダーの基本戦術(コンセプト):サンダー+グズマ
サンダーの「アサルトサンダー」! 最速で60+打点

「サンダー(SM8a)」のワザ「アサルトサンダー」は、そのターンにベンチからバトル場にでていればという比較的緩い条件で1エネ80打点を出すことができます。これは現環境のたねポケモンとしては最速レベルで、殆どの進化前たねポケモンを落としきることができます

もちろん進化デッキの使い手もそれはわかっているので、通常はたねポケモンをベンチで温存してから次ターンに素早く進化を行います。現環境最強カードにして最重要カードの1枚「グズマ」は、壁役をすり抜けて裏に攻撃をしかけることができるので、サイドレースを有利に進めるには不可欠です

「サンダー」と「グズマ」を使って相手が準備できる前に落とすのが、このデッキの基本コンセプトでもあります!
ジラーチサンダーの基本戦術(コンセプト):ジラーチによるトレーナーサーチ

「アサルトサンダー」&「グズマ」を基本戦術にする場合、課題は以下の2点です
- 「サンダー」のワザ「アサルトサンダー」の80打点を満たすためには、毎ターンサンダーをベンチから繰り出さなければならないこと
- 「グズマ」を速やかに複数枚手札に揃えなければならないこと(=サポートサーチが必要)
サンダーを毎ターン繰り出させるグッズ群

1の条件を満たすには、サポート枠を圧迫しないグッズを多用することで解決しますね
エスケープボード

サンダーのにげるエネは2なので、どうぐ「エスケープボード」を使えば1エネ消費となり、エネルギーの手張りで間に合うようになります。後述の「ジラーチ」にも適用できる、このデッキの必須カードです
ポケモンいれかえ
あなぬけのヒモ
グズマを速やかに手札に揃えるサーチ方法:ジラーチの「ねがいぼし」

サンダーのアサルトサンダーは1エネワザとしては強力ですが、決して進化ポケモンやGXポケモンを相手取るのに充分な威力とはいえません。そのため、相手のベンチポケモンを引きずり出すグズマを毎ターン手札に用意しておく必要があります。

サポートを手札に加えるには、お馴染みの「カプ・テテフGX」等でサーチする手段と、単純に大量ドローを介する方法があります。しかしこのデッキの場合、通常よりもグズマに対する比重が大きいですし、アサルトサンダーの対応範囲を広げるには他のサポート手段も多く用意しなければいけません

様々な「グッズ」「サポート」「ポケモンのどうぐ」を纏めて手札にサーチできる「ジラーチ(SM8a)」の特性「ねがいぼし」に着目したわけですね!
ジラーチ(SM8a)の特性「ねがいぼし」
特性 ねがいぼし
このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。自分の山札を上から5枚見る。その中にあるトレーナーズを1枚、相手に見せてから、手札に加える。残りのカードは山札にもどして切る。その後、このポケモンをねむりにする。

この特性はあらゆるトレーナーズをサーチできるため、非常に強力ですが2つほどネックがあります
- 特性発動後に無防備なねむり状態のジラーチがバトル場に居座ってしまうこと
- デッキトップから5枚を見て、その中のトレーナーズを手札に加えるという効果なため、運が絡むこと

1は「アサルトサンダー」のサンダーと同様の手段で解決できますね

特に「エスケープボード」はにげる1のジラーチと相性抜群! ねむり状態だろうと手札やエネ消費なく逃げられます!

2についてですが、裏を返せばデッキトップを操作するカードと組み合わせれば、グズマもボールもいれかえ系もサーチし放題になります
マグカルゴの特性「じならし」

マグカルゴの特性「じならし」は、ノーコストでデッキトップを操作できます。ジラーチや汎用ドローソースと合わせて任意のトレーナーズを引けますし、2体目のマグカルゴを立てれば次ターンのドローさえもコントロール可能!
ともだちてちょう

グズマへの依存度が強いデッキですので、サイド落ち等も考慮するとグズマの枚数が4枚では足りない場合が見受けられます

「ともだちてちょう」を使えば、「ジラーチ」や「マグカルゴ」で再度「グズマ」を使うことが可能になります
ジラーチサンダーの回し方
- 「ジラーチ」スタートがベスト。
- 先行ターンならドローソースやサーチカード(ボール系)を引き当てられると嬉しい。ベンチにサンダーやマグマッグもしくはメタモンを並べ、2ターン目以降の準備をする。
- 後攻の場合はサンダーとエスケープボードを優先
- 相手が進化ポケモン主体のデッキならば、後攻1ターン目あるいは先行2ターン目の時点で低HPのポケモンが場にいるはず。エスケープボードを付けたジラーチで「グズマ」をサーチしてからサンダーと交代。アサルトサンダーでバトル場のポケモンあるいは、グズマを使いベンチの低HPポケモンを引きずり出しサイドを1枚とる(特性以外で進化ができていないため)
- 2の繰り返し。グズマが枯渇してきたら「ともだちてちょう」を使ったり、手札操作をしやすくなるマグカルゴを立ててゆく
- 終盤はアサルトサンダーでは打点不足だったり、グズマが枯渇しがち。「カミツルギGX」や「ダストダス」をフィニッシャーに使おう
ベンチにもう一匹の「ジラーチ」がある場合、「エスケープボード」を付けたジラーチを逃してからベンチのジラーチを出してもう一度、特性を使うことも出来ます。
ジラーチサンダーの弱点を補うカード

ジラーチサンダーだけでは、非進化ポケモンデッキやGXたねポケモンに押し負けしやすく、またブイズのような初ターンに進化できるデッキも苦手です

もちろんデッキには得手不得手があるため全対応は不可能ですが、以下のカードをサンダーの火力を上げたり、サブアタッカーとして据えたりすることで対策としています
アサルトサンダーの火力を底上げする:「エレキパワー」「こだわりハチマキ」「ククイ博士」
エレキパワー
こだわりハチマキ
ククイ博士

アサルトサンダーは最大火力が80なため、GXたねポケモンが苦手です。そのため重ねがけができるパワーアップ系のカードは非常に重宝します

「エレキパワー」2枚+「こだわりハチマキ」で80+30*2+30で170打点! 「カプ・テテフGX」等に届きますし、ドローソースを兼ね備えた「ククイ博士」も合わせれば「マッシブーンGX」等も一撃で倒すことができます!
問答無用でサイドを1枚とる「カミツルギGX」

「カミツルギGX」のGXワザ「スラッシュGX」は相手の場のポケモンにかかわらずサイドを1枚とれるため、グズマの枯渇する終盤の詰め筋にも使えるカードです

エネルギーも鋼エネルギー1個で済むため、「ユニットエネルギー雷超鋼」が適用されるのが大きいですね
中盤に1エネ高打点!「マッシブーン」

不足しがちな打点を補える速攻アタッカーです。ビーストエネルギー対応なため、相手のサイド残り枚数が4枚の中盤時に限り、1エネ150打点を与えることができます

非GXの2進化ポケモンや、GXたねポケモンを射程圏内に入れやすくなりますね!
終盤の汎用アタッカー「ダストダス」(ゴミなだれ)

終盤にはどうしてもグッズがトラッシュに溜まるのがポケモンカードゲーム。「ダストダス」は終盤限定ですが、ノーリスクで中高打点を連発できる「ゴミなだれ」を持っています

アサルトサンダーよりもより高い打点を期待できますね。こちらも「ユニットエネルギー雷超鋼」対応!
ジラーチサンダーデッキの弱点
非GXデッキ

ジラーチサンダーは常に1:1のサイドレースを繰り広げてゆくデッキです。ゆえに非GXデッキ相手の場合、サイドの逆転が不可能で、先に攻撃したほうが勝つ仕組みになっています。

ただしサンダーを超える速攻打点のカードはなかなか存在しません。ミラー系がサドンデスになりやすいのは依然そのままですが……
アセロラ

アサルトサンダーは進化GXポケモンを1発で落とす火力はなく、また進化ポケモンも2体同時に準備されると落としきれない弱点があります

その中でも特に「アセロラ」で1進化GXポケモンを回収してくるタイプのデッキは厳しいです。特に「ゾロアークGX」は「ライオットビート」で120打点つまりサンダーを一撃で倒せるのに対し、こちらは2発かかります。その間に「アセロラ」で回収されるとサイドレースで詰んでしまいます

ゾロアークGX対策のはずなのに、ゾロアークGXが弱点となりえるのも怖いですね……それだけ強いカードなんだなあ
ジラーチサンダーデッキがシティリーグの台風の目に

ジラーチサンダーが現在シティリーグにて勝率トップになっています。今回、シティリーグでベスト8を獲得された方のジラーチサンダーを紹介いたします。

ジラーチサンダーと戦略が似ているデッキ

最後に、このデッキのサンダーの役割をサンダースGXに変えたデッキを紹介します。
ジラーチサンダース
